自殺率は減っているが10代(若者)の自殺率が増加!原因は?

社会、政治、経済

日本の自殺者数

日本の自殺者数は年々減少しています。

2003年に34,427人(男性:24,963人、女性:9,464人)と統計最多を記録しましたが、それ以降は徐々に減少している事がわかります。

2018年には20,840人(男性:14,290人、女性:6,550人)になっています。

自殺率

年度人口10万人の自殺率
2003年27.0
2018年16.5

自殺率もこれらの数字からだいぶ減少している事がわかります。

しかし、10代の自殺率は増加しています。

死亡原因の中で「自殺」はどのぐらいの位置なのでしょうか?

死亡原因ランキング

全ての年代の死亡原因ランキング

  1. 悪性新生物(ガン)
  2. 心疾患
  3. 脳血管疾患
  4. 老衰
  5. 肺炎
  6. 不慮の事故
  7. 誤嚥性肺炎
  8. 腎不全
  9. 『自殺』
  10. 血管性及び詳細不明の認知症

9位に「自殺」が入っており、死亡原因の中でも重大だという事がわかります。

また、年代によっては「自殺」が一番の死亡原因です。

若者の死亡原因が「自殺」の日本は、世界の中でも上位に位置します。

10代の死亡原因ランキング

  1. 『自殺』
  2. 不慮の事故
  3. 悪性新生物(ガン)

20代の死亡原因ランキング

  1. 『自殺』
  2. 不慮の事故
  3. 悪性新生物(ガン)

30代の死亡原因ランキング

  1. 『自殺』
  2. 悪性新生物(ガン)
  3. 不慮の事故

10代(若者)の自殺者数

10代の死亡原因は「自殺」が「不慮の事故」より多い事が分かったと思います。

年代別自殺者数

参照:厚生労働省のデータ

年代1020304050607080歳以上
20075483309476750967046571039092488
20086113438485049706363573536972361
20095653470479452616491595836712405
20105523240459651655959590836732401
20116223304445050535375554736852429
20125873000378146164668497636612411
20135472801370545894484471637852533
20145382684341342344181432535082457
20155542352308740693979397334512459
20165202235282437393631362629832262
20175672213270336683593333929262256
20185992154259634983575307829982290

「10代」を除き自殺者数は下がっている事がわかります。

「10代」の自殺者数はあまり変わっていないように見えますが、徐々に人口が減っていることから、「10代」の自殺率は増加しています。

10代(若者)の自殺の原因

こちらは「10代の原因・動機別の自殺者数」です。(2018年)

参照:厚生労働省のデータ

  1. 学校問題
  2. 健康問題
  3. 家庭問題
  4. 男女問題
  5. 勤務問題
  6. 経済・生活問題
  7. その他

という順番になりました。

学校問題」が全体の3割で、一番多くなっています。

その細かな内容がこちらのデータになります。

学校問題の内容(データ)

参照:厚生労働省のデータ

学校問題の詳しい内容はこのようになりました。

  1. 学業不振
  2. 進路の悩み
  3. 友達との不和
  4. 入学の悩み
  5. いじめ
  6. 教師との関係
  7. その他

一番の原因『学校問題』

10代の自殺原因で「学校問題」が一番多いという結果が出ました。

学校は子供にとって1日の生活の大半を過ごす場所なので悩みの原因になりやすいです。

自殺傾向にある人の行動

  • 欠席日数の増加
  • 成績の低下

などが行動として現れる事があります。

「学業不振」と「進路の悩み」

その中でも「学業不振」や「進路の悩み」が半分以上を占めています。

以前の「ゆとり教育」が原因で日本の学力低下したと言う声もあり、現在では「脱ゆとり」して、学力向上を政府が求めています。

それが原因で若者の学業に圧がかかっていると言われています。

学習面でのつまずきは自尊心の低下を招く傾向にあり、それが自殺原因になることは少なくはないです。

学業不振」の悩みは高校生に多く、大学受験の失敗などが自殺の原因になる事もあります。

代表的な原因まとめ↓

  • 学習面のつまずき
  • 大学受験に失敗
  • 自分の進路と親の希望進路の不一致
  • 教師が生徒に対して適切な指導がない

いじめ

いじめ」は調査では少なかったが、遺書などで確認が取れた件数をあげています。実際はこれより多いと考えられています。

いじめ」も深刻な問題になっており、「友達との不和」が高かったように、学校などでの人間関係がうまくいっていないのではないのでしょうか。

日本財団の調査では「自殺を考えた事があるうちの4人1人がいじめを受けていた」という事がわかりました。

学生時代は「学校の友達とのグループが自分の居場所」という人は多く、そこで「いじめ」が原因で孤独になるということは自分の居場所がなくなってしまいます。

この孤独から自殺する人は少なくないと考えられています。

家庭問題の自殺原因

10代の自殺原因の3位に「家庭問題」になりましたが、小学生の自殺の原因では「家庭問題」が一番になります。

どのような家庭環境が子供の自殺を招くのでしょうか?

  • 貧困の家庭
  • 厳しいしつけをする家庭
  • 子供に期待しすぎている家庭
  • 子供に暴力をふるう家庭
  • 子供を無視している家庭
  • 親が精神的な病気にかかっている家庭
  • 離婚している家庭
  • 進路で子供ともめている家庭

これらの環境に置かれている子供が自殺に至る場合もあります。

家庭問題」も「学校問題」と同様に重要な問題になります。

精神疾患の自殺原因

大人と同様にうつ病などの精神疾患になる子供もいてます。

うつ病や統合失調症などを患って適切な治療を受けていないために自殺に追い込まれるケースも少なくありません。

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