てんかんとは?わかりやすく解説!

体、身体、健康

てんかんとは?

てんかんとは、脳の病気で突然意識を失ったり、けいれんなどの症状が出るのが特徴です。

私達は普段、大脳に神経細胞が沢山あり、情報伝達と情報処理を電気信号で伝え合っています。その時に異常な電気信号が流れる事により様々な症状がでます。

現在の日本では約100万人以上のてんかん患者が確認されています。全世界では約5000万人以上で8割は発展途上国の人がてんかんになっています。

てんかんにかかる可能性は0.5〜1.0%と言われています。

てんかんは誰でもかかる可能性があり、乳幼児期から老年期まで幅広くみられ、3歳以下が最も発病率が高くその期間を過ぎると発病率も減ります。その後、老年期にまた発病率が上がります。

てんかんは大きく分けて2つに分類され、「特発性てんかん」と「症候性てんかん」です。

てんかんの原因

特発性てんかん

特発性てんかんは原因がわかっておりません。検査をしても異常が見つかりません。

生まれつきてんかんになりやすい人が特発性てんかんになると考えられています。

症候性てんかん

症候性てんかんは脳に障害が起きた時、または脳が傷つく事で起こる脳の異常が原因です。例えば、頭部外傷、脳卒中、脳出血、アルツハイマーなどが原因で症候性てんかんになります。

てんかんの種類

原因がはっきりしている場合「症候性」、はっきりしていない場合は「特発性」に分類されます。そして発作が脳全体からの場合「全般発作」、一部分の場合は「部分発作」に分類されます。

全般発作

てんかん発作の原因が脳全体に異常な電気信号が流れる為に起こるのが全般発作です。ほとんどが意識を失う症状が出ます。

これらの症状がみられます。

脱力発作

急に全身や手足、首などの筋肉の力が抜けます。手の力が抜けた時の場合は物を落としたりします。全身や足の力が抜けた時は崩れるように倒れます。

欠神発作

短期的な意識喪失と再び元に戻ることが特徴です。意識がボーッとし、会話や動作が中断する症状がみられます。集中できないなどと思われがちになります。発作は数秒から30分続きます。

強直発作

全身に力が入って突っ張った状態になります。突然意識を失い、食いしばったり、呼吸が止まったりします。発作時間は数秒から60秒以内になります。

間代発作

手足が一定のリズムでガクガク、ピクピクとけいれんします。発作は数十秒で終わります。

強直間代発作

突然意識を失い、強直発作がまず起こります。その後に間代発作が起こります。

ミオクロニー発作

全身や手足がピクッと一瞬動く発作です。症状には大小あり、瞬間的な発作ではあるが連続して起こることもあります。転倒したりすることもあります。

部分発作(焦点性発作)

てんかんの原因が脳の決められた部分に異常な電気信号が流れる為に起こるのが部分発作です。

部分発作は2種類に分かれ、意識がはっきりしている「単純部分発作と意識が薄れたり、短期間だけ意識を失うなどの意識障害がでる「複雑部分発作があります。

また、最初は部分発作だったが脳の異常な電気信号が一部から脳全体に広がって行くこともあり、全般発作がみられる事もあります。それを「二次性全般化発作」と言います。

単純部分発作

発作の時に意識ははっきりしています。意識がはっきりしている為、患者は症状を覚えています。脳のどの部分に異常な電気信号があるかにより、症状も違ってきます。

  • 運動障害
    けいれんする。勝手に動く。手足、顔がつっぱる。回転するなど
  • 視覚の異常
    光が見える。ピカピカするなど
  • 聴覚の異常
    耳が聞こえにくい。カンカンと言う音がきこえるなど
  • 自律神経の異常
    嘔吐。頭痛。腹痛など
  • 精神の異常
    時間感覚がなくなる。恐怖を感じる。幻覚。幻聴など

複雑部分発作

発作の種類によっては意識を失う事もあります。意識障害がみられる発作で、発作中記憶がない場合があり記憶障害が見られます。

  • 自動症
    口をペチャクチャならす。周りをふらふら歩き回る。手を叩くなど
  • 意識減損発作
    頭がボーッとするなど

二次性全般化発作

最初は部分発作の単純部分発作または複雑部分発作で始まり、全般発作の強直発作などに進展します。

てんかんの治療

薬の発作のコントロールが基本になります。薬物治療が効かない場合は手術などになります。

薬物治療

抗てんかん薬」を使用します。

  • 抗てんかん薬
    大脳で起こっている異常な電気信号がてんかんの発作の原因なので、その電気信号を抑えます。抗てんかん薬の種類はたくさんあるので、その人のてんかんの症状にあった薬が処方されます。副作用として眠気やふらつきなどが出ます。

手術

症候性てんかんの場合、脳に異常な電気信号が起こっている場所がわかるので手術で取り除くことができます。

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