なぜここにいるのか?という記憶の障害がある人は解離性遁走かも!

心、メンタルヘルス

解離性遁走とは?

解離性遁走(とんそう)とは解離性障害の一種で、過去の記憶を失い、現環境から逃げ出してしまうことを言います。「遁走」とは脱走などを意味します。

解離性遁走は人によって症状の現れる期間がバラバラです。普通は3日以内で終わることがほとんどですが、数ヶ月やある特定の期間続くことがあります。

解離性遁走は解離性健忘の一種です。

  • 解離性健忘
    記憶が喪失してしまう障害で、記憶がすっぽり抜け落ちます。記憶の抜け落ち方は数種類あります。普段の物忘れとは違います。
自分の記憶、感情、行動などが自分のものでは無い?解離性障害の症状
解離障害とは、自分の身体が自分のものでないような感覚に陥ります。自分の記憶、感情、行動、意識などに異常が見られます。解離性同一障害,解離性健忘,解離性遁走,解離性昏迷,離人症性障害,解離性運動障害,トランス,解離性転換障害,ガンザー症候群,憑依障害などが解離性障害の症状です。
どうしても思い出せない?記憶が抜け落ちる?解離性健忘の可能性!
解離性健忘とは、記憶が喪失してしまう障害で、記憶がすっぽり抜け落ちます。記憶の抜け落ち方は数種類あります。普段の物忘れとは違います。男性よりも女性の方がなりやすく、約1.8%の人に解離性健忘の症状が出ると言われています。

解離性遁走の症状

その場から逃げ出す

本人は突然知らない場所に連れてこられた感覚になります。そこにどの様に行ったのか、また何をしていたのかなどの記憶がありません。この状態が突然起こるため、慌てふためいたり、恐怖を感じたりします。

周りの人から解離性遁走の症状に気づかれにくいことが多いです。周りから見て普段と変わらないことや、少しだけ奇妙な行動をしている程度だったりします。

解離性遁走の原因

ストレス

ストレスが原因と考えられています。日常を過ごしているとどうしても避けられないストレスなどがあると思いますが、そのストレスから逃れたいと言う思いから解離性遁走になります。

他の精神疾患から

うつ病、パーソナリティー障害などを患っている人は「現実から逃れたい」という思いから解離性遁走になりやすいと考えられています。

  • パーソナリティー障害
    大多数の人の行動などとは違う行動をしてしまい、自分または周囲の人が困っていたりする精神疾患です。

性格

  • 静かな人
  • 活気がない人
  • 内気な人
  • 毎日、退屈な日を送っている人

などの人は解離性遁走にかかりやすいと考えられています。

解離性遁走の治療

精神療法

短時間の記憶や重要な記憶出ない場合は症状を緩和する支持的療法が使われます。

忘れた記憶を取り戻す手伝いをしたり、元となる過度なストレスや心的外傷を緩和したりします。

薬物療法

中枢神経抑制作用を持つバルビツール酸の静脈注射や、ベンゾジアゼピン系薬剤を投与して患者を半睡眠状態にして質問をして記憶を回復させます。

  • バルビツール酸
    麻酔や抗てんかん薬などとして使用されます。依存の作用があるので使用時は注意が必要です。
  • ベンゾジアゼピン系薬剤
    不安、不眠、痙攣などの治療に使用されます。一般的には経口投与されます。依存の作用があるので使用時は注意が必要です。長期的に使用を続けると認知症やうつ病を引き起こしやすくなります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました