65歳以上の人で8~10%人が認知症!年々認知症患者が増加!

人生、生活

認知症とは?

誰でも年齢とともに脳の老化により「もの忘れ」をします。認知症はこの「もの忘れ」とは違います認知機能に障害が起きることで、もの忘れというイメージする人は多いと思いますが、理解力や判断力にも大きく影響が出てきます。

認知症」は以前「痴呆症」と呼ばれていましたが2004年に「認知症」が適切であるとの見解を示されました。

日本での65歳以上の認知症にかかる割合は8〜10%と推定されています。年々認知症にかかる人が増えてきており、2010年では200万人程から現在では300万人以上と推定されています。

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認知症の初期症状はうつ病と似ているので見分けるのが困難です。『老人性うつのついて

三大認知症

認知症のうち、約半分が「アルツハイマー型認知症」で、「レビー小体型認知症」と「血管性認知症」を合わせると85%を占めています。

アルツハイマー型認知症

認知症の半数を占めるのがアルツハイマー型認知症です。

脳にアミロイドβやタウタンパクというタンパク質が溜まることで、脳の神経細胞が小さく萎縮するために症状が現れます。

徐々に進行していくので急に進行する病気ではありません。

記憶の障害が代表的な症状で認知に関する障害なども挙げられます。

レビー小体型認知症

アルツハイマー型認知症に続いて2番目に多い認知症がレビー小体型認知症です。

「レビー小体」という異常なタンパク質の塊が脳の神経細胞内にできることが原因で、幻視や奇声をあげたりするなどの症状が特徴です。

また手足が震える、筋肉がこわばるなどのパーキンソン症状がみられることもあります。

血管性認知症

脳梗塞や脳出血などの脳血管の障害が原因でその周りの神経細胞がダメージを受けることから発症する認知症です。

アルツハイマー型と同じく記憶の障害や認知の障害などがみられますが、身体の症状も現れ(手足に麻痺や感覚の障害)などもみられます。

認知症の症状

記憶障害

「ついさっきのことを思い出せない」というのが目立ちます。新しい出来事を記憶できないので、数分前にした話などを覚えていません。薬が処方されていれば、薬を飲んだのかどうかが分からなくなるので注意が必要です。

実行機能障害

計画を立てて準備するといった段取りの行動に障害が起きることが目立ちます。例えば、以前作れていた料理が作れないなどです。

失行、失語、失認

失行とは、体の運動機能には障害はないのに当たり前のようにできていた行動(歯磨きなど)ができないことです。

失語とは、読み書き話しなどに障害が起こることで言葉の理解や、話したいことを話せないことです。

失認とは、感覚はあるのに認識などが困難な障害で、迷子になったりします。

妄想、幻覚

妄想で実際に起こっていないことを現実で起こったことだと勘違いしたり、現実には見えないものが見えたりします。

暴言、暴力

理解できなくなっていることに対しての怒りなどが、他者や自分自身に向けて暴言や暴力といったかたちで現れます。

抑うつ

気分が落ち込んで何もする気になれないなどが症状として現れる時もあり、そこからうつ病に陥るケースもあります。

徘徊

あてもなく歩き続ける。認知症本人は理由も目的もあるとされております。なぜここにいるのかを忘れたり、居場所を探してなど理由は様々ですが理解するのは困難です。

睡眠障害

眠れなくなる症状が起こります。

予防と治療

食事で予防

朝、昼、晩を規則正しい時間にとり、食事の栄養バランスを考えましょう。動脈硬化や脳血管障害の発症確率を下げることができます。

運動で予防

適切な運動をしましょう。筋肉低下なども抑えられ、脳にも刺激が行くので認知症の予防になるでしょう。無理して運動は良くありませんので、ご自身で出来る運動で大丈夫です。

薬物療法

アセチルコリンエステラーゼ阻害薬」と「NMDA受容体拮抗剤」などが有効とされています。症状などにより処方される薬は個人差があります。

アセチルコリンエステラーゼ阻害薬

脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンを増やして記憶障害、実行障害などを遅らせる薬です。

服用を続けると薬の症状が和らいでいき、下痢や吐き気、眠気やめまいなどの症状が副作用としてあります。

NMDA受容体拮抗薬

記憶や学習能力の障害などを抑える薬です。

脳内でグルタミン酸が常に放出されている状態で、それがNMDA受容体に作用し活発に活動することにより記憶や学習能力に障害を与えています。NMDA受容体の過剰な活性化を防ぐ作用があります。

便秘、下痢、吐き気やめまい、頭痛、眠気などが副作用として現れます。

非薬物療法

認知症の根本的な治療にはなりませんが、生活の質を上げるという面では薬物治療以上の効果もあると言われています。

認知機能のリハビリテーション

脳のトレーニングでゲームやパズルといった学習を用いて頭を使い、認知機能の維持や回復を目的とするリハビリテーションです。

生活リハビリテーション

料理などの生活上の行為もリハビリテーションになります。

認知症になると生活に支障が出てくるので、だんだんと以前の生活をしなくなります。サポートされながら以前のような生活をすることで認知症のリハビリテーションになります。

 

他には、花などを育てる「園芸治療」歌を歌う「音楽療法」、昔の記憶を話す「回想法」などがあります。

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