他人に自分が操られている?離人症性障害(離人・現実感喪失症候群)

心、メンタルヘルス

離人症性障害(離人・現実感喪失症候群)とは?

離人症性障害とは解離性障害の一つで、自分が自分の体から離れていくような感覚がある精神障害です。

20代またはそれより若いぐらいの人にかかる可能性があり、女性の方が男性と比べて2倍多いと言われています。単独で発症することはあまりなく、うつ病や強迫性障害などから併用することが多いです。

WHOによる診断名は「離人・現実感喪失症候群」となっています。

自分の記憶、感情、行動などが自分のものでは無い?解離性障害の症状
解離障害とは、自分の身体が自分のものでないような感覚に陥ります。自分の記憶、感情、行動、意識などに異常が見られます。解離性同一障害,解離性健忘,解離性遁走,解離性昏迷,離人症性障害,解離性運動障害,トランス,解離性転換障害,ガンザー症候群,憑依障害などが解離性障害の症状です。

離人症性障害(離人・現実感喪失症候群)の症状

  • 自分の感覚が普段と違う
  • 現実かどうかがわからなくなる
  • 夢を見ているような感覚に陥る
  • 自分の身体のサイズが違って見える
  • 身体の半分がないように感じる
  • 周囲の人がマネキンのような人工物のように感じる
  • 周囲の人が演技をしているように感じる
  • 自分の体が誰かに動かされている
  • 自分が霊体になったような感覚になり、自分自身を遠くから眺めているような感覚がある

などが症状として挙げられます。

離人症性障害(離人・現実感喪失症候群)の原因

環境要因

子供の頃に経験した虐待などが原因と考えられています。強い恐怖や過度なストレスを避けるために離人症性障害になる人もいると言われています。

他の精神疾患

他の精神疾患が引き金で離人症性障害になる可能性があります。うつ病、不安障害パニック障害統合失調症などが引き金になります。

また精神疾患以外でも 内分泌障害(甲状腺など)、てんかん、脳の外傷、薬の副作用が原因で離人症性障害になることもあります。

離人症性障害(離人・現実感喪失症候群)の治療

精神療法

認知行動療法などが一般的に使用されます。

  • 認知行動療法
    自身の認知のバランスをとりストレスにうまく対応できる精神をつくっていきます。誤った認知を、より良い方向に修正していきます。

薬物療法

離人症性障害に対する有効な薬物は現在ありません。しかし、離人症性障害の症状で抑うつな気分や不安などが出ている場合SSRI抗不安剤などが使用されます。

  • SSRI
    脳内のセロトニンを増やす薬です。セロトニンは脳内で働く神経伝達物質のひとつで、感情や気分を操作したり、安定させたりするのに深く関わっています。しかし効果が出るまでに数週間かかります。
  • 抗不安薬
    不安や恐怖を抑える薬です。効果は即効性があるが一時的です。

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