対人関係(コミュニケーション)が上手くいかない自閉スペクトラム症(発達障害)

人間関係

自閉スペクトラム症とは?

自閉スペクトラム症とは、発達障害の一種で他人とのコミュニケーションが苦手で、自分の趣味、関心、やり方に強いこだわりがありそれを優先させるのが特徴です。

1.46%の人が自閉スペクトラム症だと言われており日本では180万人以上いると考えられています。

自閉スペクトラム症の症状が原因で普通の人と比べて学校でいじめになる人が多いと言うデータもあります。

昔は自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などと別れて呼ばれていたものが一つに統合されて自閉スペクトラム症と呼ばれるようになってきました。

自閉スペクトラム症の原因

環境要因

低体重で生まれる子供や母親が妊娠中に抗てんかん薬などのバルプロ酸を含む薬を飲んでいたら自閉スペクトラム症の原因になる事が考えられています。

遺伝子要因

親が自閉スペクトラム症なら子供に自閉スペクトラムが遺伝すると考えられています。

自閉スペクトラムの症状

コミュニケーション

  • 視線を合わせれない
  • 誰かといるより1人でいる事を好む
  • 他人の気持ちが理解できない
  • 他人と波長が合わない、会話が噛み合わない
  • 相手の立場になって考えれない
  • 言葉遣いがおかしい、敬語がおかしいい
  • 人と関わるときは受け身な態度
  • たとえ話がわからない
  • 身ぶり手ぶりなどの非言語が理解できない
  • 自分の年齢に応じた対人関係が築けない

こだわり、反復

  • 特定のものに強いこだわり(興味)を持つ
  • 特定のパターンを繰り返すこだわり
  • 特定のものに対して高い能力を発揮する
  • 特定のものに対して高い知識を持つ
  • 新しい環境に対応できない
  • 自分の空想の世界に没入する

感覚

  • 聴覚が過敏
  • 触覚が過敏
  • 味覚が過敏
  • 疼痛鈍麻(痛みなどに鈍感)
  • 時間の感覚がずれる

自閉スペクトラム症の人の中では感覚の症状が一番苦しいと言う人もいます。

他の発達障害と併発

ADHDの人は他の発達障害も併発している可能性があります。

  • 学習障害
    知的発達に他の人と遅れはなく、「聞く」「話す」「書く」「読む」「計算する」能力が困難が生じる状態です。
  • ADHD(注意欠如・多動症)
    集中力が続かないことや、じっとしていられない、考える前に行動してしまうといった症状が特徴の障害です。

自閉スペクトラムの治療

精神療法

認知行動療法などが行われます。また、親が自閉スペクトラムの子供とうまく付き合っていくためにペアレントトレーニングを受けることもあります。

  • 認知行動療法
    自身の認知のバランスをとりストレスにうまく対応できる精神をつくっていきます。誤った認知を、より良い方向に修正していきます。
  • ペアレントトレーニング
    親の子育てを支援することで、自分の子供の行動を理解したり、褒め方や叱り方などを教わります。

薬物療法

自閉スペクトラム症を根本的に治す薬はありません。

二次障害の症状により処方される薬が変わってきます。うつ症状が出ている場合はSSRIなどの抗うつ薬、パニックを起こしている場合は抗不安剤などが処方されます。

  • SSRI
    脳内のセロトニンを増やす薬です。セロトニンは脳内で働く神経伝達物質のひとつで、感情や気分を操作したり、安定させたりするのに深く関わっています。しかし効果が出るまでに数週間かかります。
  • 抗不安薬
    不安や恐怖を抑える薬です。効果は即効性があるが一時的です。

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